たてにならぶ
2011.2.7付 朝日歌壇より
ここからは雪の降る町信号機赤黄緑がたてにならぶよ:(高槻市)小谷口晴栞(はな)
{永田和宏・高野公彦 選}
この日の紙面の下の方の担当記者が書く欄にこういうことが書いてありました。
横並びばかりが信号機じゃない
朝日歌壇に昨年兆した幼年歌人健闘の潮流は、本年に引き継がれたようだ。・・・
・・・
晴栞さんの母真生子さんによれば、昨年末、車で山陰に旅した時の詠。「トンネルを出ると一気に雪景色で縦型信号機が。前に福井の親戚から降雪地には雪が付着しにくいこの型が多いと聞いていたので、ホントだ!と思ったのでしょう」
このような註がないと、知らない人にはわからないかもしれませんね。
信号機を支える腕には雪の重みがかかるわけですが、縦型のほうが雪の積もる面積が小さいので、腕にかかる荷重が小さい、というのが理由でしょうね。
ただ、最近はLED信号機も増えています。LED信号機の場合、「厚み」が電球型より圧倒的に薄いですよね。そのため、腕にかかる荷重が小さくなるので、どうしても縦型がよい、という理由は消えつつあると聞き及んでいます。
いろいろ勉強して下さい。
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