蛙の卵:我が家・2
2011.2.27
長い長いゼリー状の紐。端っこがなかなかみつかりません。
何してるの?
って、そりゃ、また何個かを家の中で観察しようという夫婦の魂胆。おかしな夫婦ですねぇ。
50個余りをケースに入れて、撮影。
意外と完全な真ん丸ではなくて、おむすび形だったりするんですね。
これはおそらく、26日の夜に産んだ卵でしょう。
これからどう変化して行くか、知ってるんですけど(生物教師でもありましたからね)、実際に目の前で発生が進んでいくというのは、何度見ても楽しいものなんですよ。心が躍ります。(飼育屋の楽しみって、生きてる実感、なのかもしれないな。)
ものすごい速さなんですよ。しかも、ちょっと待ってというわけにはいかない。ぐんぐん、ぐんぐん進んでいく。生きるということのすごさを体感できます。
●ところで、この池での産卵、2回目ということになりましょうか。
前回は2009年の2月22日かな、卵を発見したのでした。
この池にやってくるヒキガエルはこの池生まれのヒキガエルだと思います。
4年くらい前かなぁ、当時小学生のU君と「理科おじさんの部屋」というのを毎週やっていて、この季節に、六郷用水跡の水路でヒキガエルの卵塊を採集したのです。
私はどうもバランスの悪い人ですから、妻が一緒に行って卵を採集してきました。(アメリカザリガニの釣りというのも経験させたあげたっけな。)
で、飼育して、オタマジャクシ、小さなカエルから成長したカエルへと、経験させてあげたのでした。
そのカエル、適当に庭へ放したのですが、そばの空き地などへも行ったのでしょう。
たま~ぁに、姿を見せることもありました。猫もいるし、アオダイショウも見かけるし、よく生き延びてますよね。
成熟してこの2,3年、自分の生まれ育った池へ帰って来て産卵してくれるわけです。
よく覚えているものですよね。猫くらいなら相当広い範囲を自由に行き来して行動圏内の詳細な地図が脳内にあるのでしょうが、ヒキガエルの「脳内地図」ってどんなものなのでしょうね?
「水のにおい」のようなもので方向を探してくるのかなぁ。
感激するとともに、不思議さはかえって増します。
ヒキガエルは、孵化・成長期と産卵期しか水は必要ない。多少湿ってさえいれば水面はなくてもいい。それが産卵期には水のたまった水面のあるところへちゃんとやってくる。
不思議だなぁ。
しっかし、庭の池でこれ、孵化すると、また大騒ぎだなぁ。
春の訪れ
です。
凄いことになってきた。経過は随時ご報告します。
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