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2011年2月 3日 (木)

おしっこ

0125_2hun 2011.1.25
鳥は総排出口から、糞も尿も卵や精子もみんな出しますので、糞と尿をあまり区別していませんが、こうやってみると、違いますね。
写真は尿が乾いたものです。

糞の方は口から入って、消化管内という体にとっての外部を通過して排出されます。ですから、体内に吸収できなかった固形物などが含まれて、固形の黒っぽいものとして排出されます。
尿の方は、それこそ真正の「体内」での代謝活動からの不要物の排泄です。その中には、たんぱく質が分解されt生じた窒素分が入ります。
そのままだとアンモニアになりますが、これは有毒なので無毒なかたちに変えます。
ヒトなどの哺乳類は尿素にして、水に溶かした形で排出します。
鳥などは、体を軽く保つために、水を体内にたくさん保持したくないですから、水に不溶性の尿酸にして捨てるんですね。また、殻につつまれた卵の中で発生しますから、水に溶けるのはまずいので、水に溶けない尿酸にして貯えたほうがいいわけです。

まえせつ、が長くなりました。
写真はその尿酸の粉末でしょう。
鳥たちがよく止まっている枝の下などにも、白い点々がいっぱいあります。
みんな、鳥のおしっこが乾燥したものです。
糞には種などが入っていることも多く、みれば固形物として見分けられます。
一緒に排出されますが、糞と尿は由来も姿も異なるものですね。

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