空耳
2011.1.24付 朝日俳壇より
耳当てをして空耳を楽しめり:(群馬県玉村町)白石明男
長谷川櫂評:どんな空耳なのだろうか。こどもの笑う声とか、ベンガル虎の吠える声とか。冬の青空から聞こえてくる。
どこから「ベンガル虎の吠える声」が出てくるのかよくわかりません。・・・?
「楽しむ」と表現されていますので、何か「意味を孕んだ音声」なのでしょうね。
私の左耳は軽度の難聴ですので、耳を塞ぐと普段意識していない耳鳴りが聞こえます。
気持ちのよいものでもないけれど、これは自分の音なんだよな、と了解しておりますので、外界からちょっと引っ込んで籠った世界を楽しむことはできます。
どういう空耳を聞いておられるのかな。
そら‐みみ【空耳】
①物音や声がしないのに、それを聞いたように思いちがうこと。幻聴。能因本枕草子祭りの頃は「忍びたるほととぎすの遠う―かとおぼゆるまでたどたどしきを」
②聞いて聞かないふりをすること。「―を使う」[広辞苑第五版]
②の使い方はしたことがありません。知らなかった。
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