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2011年1月11日 (火)

小波

2011.1.10付 朝日歌壇より
野の川に白く光りて冬日ありかすかな風にも小波拾ひて:(西条市)亀井克礼
 永田和宏評:端正な自然詠の良さ。微妙な動きを捕えた下句の繊細な視線がいい。

日の傾き具合がちょうどよくて、川面に立つ小さな波も新たなきらめきを発しているのでしょう。その繊細なきらめきが風を可視化する。こまやかな表現ですね。

高野公彦氏の選で次のような歌もありました。
元荒川皺なく流れ光りおり今日も株価は値下がり止まず:(蓮田市)青木伸司

下句の方は私にはあまり関心がないのですが、上句で水面の描写があります。
こちらは、「皺」のような小波もない油を流したような水面なのでしょう。時間がゆったりと流れているような気配です。

どちらも見事な描写と感じ入りました。

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