正四面体
2010.12.30
うさぎやネコ関連を並べて撮っていた時に、ついでにお気に入りの写真も撮りましたのでご紹介。
私は、ふくろう、だるまなどが好きで、そのことは家族も知っていますので、出先でみかけると、ちょこっと買ってきてくれます。
ここにいるふくろうはそういう由来のもの。
なかなかに佳い顔つきでしょ。お気に入り。
さらに、両側に水晶の正四面体を配してみました。
正多面体は5種類しかありませんが、なかでも正四面体が大好き。
最もシンプルで美しいと思っています。
シンプルさでは球の方がまさるかなとも思いますがあまりにも一般的ですので。
{水晶球ではかかしが占いでも始めそう。占いほど私と無縁なものはありませんので。}
化学屋としても正四面体はなじみが深いのです。
炭素原子の一番シンプルな結合は正四面体になります。
メタンがそうですね。「CH4」は炭素原子を中心にして、水素原子が正四面体の各頂点にある、という形をしています。
化学教師としては、有機化学の最初のところで正四面体のものを教室に持ち込みたいわけですが、意外と正四面体グッズはない。
ピラミッド型というのはいっぱいあるんです。
でもねぇ、ピラミッド型は人為的なもの。底面の正方形の一辺と、高さの関係は一意的には決まりません。任意です。
それに対して、正四面体は絶対的に一意的なものです。ありとあらゆる全ての正四面体は相似形なんですから。人為の入り込む余地はない。
こんな形こそ美しいと思うんですがね。
さて、授業では、仕方ない、紙で自作した正四面体、昔の牛乳のテトラパックなどを用意して生徒にイメージを作ってもらいましたね。
正四面体を探し求めて、水晶の細工物があるのを発見し手に入れたのが写真に登場させた2つです。
もう、授業に活用することもありませんので、ブログ読者の皆様にお目にかけて、そうなのかぁ、とでも思っていただければ幸いです。
知恵のフクロウ、美の粋の正四面体。
でした。
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