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2011年1月12日 (水)

恩あり

2011.1.10付 朝日俳壇より
返すこと出来ぬ恩あり去年今年:(さいたま市)齋藤紀子

恩を受ける、ということは普通、自分より年長の方からの場合が多い。
「親孝行したい時には親はなし」のようなもので、恩返しができるかな、という時には恩人は去っておられることも多い。
恩人に直接恩返ししなくてもいいんですよ。
今の自分が出来ることを、今、自分の周囲の人々にすればよい。
「恩返し」ではなくて、「恩伝え」でいいのですよ。
それがひょっとして本当の恩返しかもしれない。
そうすれば、水面に広がる波のように、次々と恩伝えの波が伝わって行くことでしょう。
誰かに知られることもない、自分が自分の意志ですればよい。

私の「恩師」は私に「師恩友益」ということを教えて下さいました。
人生に「師」と呼ぶべき方は、一人か二人。そうそういるものではない。
師以外の方々は、年長だろうが、年下だろうが、生徒だろうが幼子だろうが、みんな友なんだよ、と教えて下さった。
自らのお住まいを「師恩院友益居」となさいました。
そういうつもりで、教師生活を送りました。
友というものはべたべたくっつくものではない。その生き方を尊び、遠く尊敬するものです。
自立する個人が「孤」のままに生き抜いていくこと、それが友です。

恩伝えをなさってください。

{別件:昨年暮れからこの正月。ランドセルを贈ったりするのが「はやって」います。その行為自体は「善意」ではありましょうが、なんだか、居心地が悪いなぁ。自己顕示欲の裏がえしのようにも感じられてしまうのは、へそ曲がりすぎますか?「架空の名」さえもなく、ひっそりと、というわけにはいきませんか?なんだか、妙な気分でいます。}

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