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2011年1月 6日 (木)

新春詠

朝日歌壇・俳壇の選者の方々の「新春詠」が1月3日に掲載されました。
恐れ多くも、ど素人の私に「とんでもない引っかかり方」をした歌・句をいくつかご紹介します。

遠来者:高野公彦
 絹の道はるばると来て元日の重箱に居るセリ科ニンジン

{目の中にパターンとしてカタカナ部分が飛びこんできました。その時、反射的に私の頭の中をよぎったのは、キアゲハなのでした。セリ科ニンジンと書かれてしまうと、おぉ、キアゲハが来るといいな、なんです。ごめんなさい。}

元気か:永田和宏
 漂ふとふことばそのままただよへる綿虫がゐて 元気かと言ふ
 ただいまと言ひて応ふる声はなし写真の前にもう一度言ふ

{妻がいない。その「空虚」が迫ってきて、切ないです。世代的に近いもので、なおさらです。
「元気か」と言った、その主語は綿虫でしょうね。綿虫が目の前に漂いやってきて「交感」した。やはり生物学者ですよね。}

こころ繕ふ:馬場あき子
 松に添へ立てんとすれば太茎の薔薇は意外におとなしからず

{思ったように薔薇が添ってくれない、すぐ回転し、傾きが変わる。しとやかではなかったようです。
で、思うのですが、仮名遣いはやるなら統一なさったら?「立てむ」のほうがしっとり落ち着くと思いますが。「ん」では何だか、ころっと落ち着きが悪い。}

空つ風:金子兜太
 空つ風来(こ)ずなりし関東平野かな


おおさむ こさむ
やまから こぞうが とんでこない
なんといって とんでこない
さむいといって とんでこない

失礼いたしました。


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