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2011年1月25日 (火)

ただいま

2011.1.24付 朝日歌壇より
家刀自のなき家(や)はいかに寒からむただいまを二度言ひたまふとふ:(福岡市)宮原ますみ
 高野公彦評:妻を亡くした人の孤独を思いやる歌。作者も夫を亡くした人。

私はこの歌を読んだ瞬間、先週もご紹介した永田和宏さんの歌を思い出していました。
歌会始の選者としての作です。

青葉木莵(あをばづく)が鳴いてゐるよと告げたきに告げて応ふる人はあらずも

欠如の感覚。
長く生活を共にして、いつもそばに居るはずの人がいない。

なにげなく「ただいま」といってしまって、そうか、もういないのか、と思い、もう一回、いない人に向かって「ただいま」と意志をもって告げる。
そんな気がしました。

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