初雪に
2011.1.10付 朝日俳壇より
月面のごと初雪に歩を印す:(西海市)前田一章
大串章評:「月面のごと」という比喩が、初めて月に下り立った宇宙飛行士の第一歩を思わせる。
比喩というよりは、まさに月面着陸を思い浮かべながら、なのではないですか?
真っ白でまだ誰も踏んでいない雪に足を置く瞬間についてはいろいろな句や歌があります。
月面に人類初の一歩を刻んだあの瞬間。かくもありや。
比喩ではなく想像力の飛翔、と私は読みたい。
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