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2011年1月13日 (木)

「マルタイ」って知ってます?

鉄道関係の言葉なんですが。
多分、よほどのマニアでなければ知らないでしょうね。
私は鉄夫君じゃないんですが、線路のそばに住んでいるもので「鉄粉」を浴びちゃうんですね。妙なことを知っている。

「マルチプル・タイタンパー」の省略で「マルタイ」です。
なにそれ?

沿線の皆様へ       東京急行電鉄株式会社
夜間保線作業についてのお願い
・・・
1.工事件名 マルチプルタイタンパー(大型保線機械)による道床つき固め作業
・・・

こういうチラシが沿線住民の郵便受けに入るんですね。(鉄粉が散ってくる)。
新幹線や横須賀線もそばを走っていまして、保線作業のときにはやはり沿線住民にチラシを配布します。
こちらはたいてい「マルタイ」と書いていますね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%BC

マルチプルタイタンパー (Multiple Tie Tamper) とは鉄道の保線用機械の一種。略してMTTまたはマルタイとも呼ばれる。一般の鉄道車両と同様にレール上を自車の車輪で自走できるが、一般的には車籍を有しない機械扱いであり、これを用いて作業を行う時には線路閉鎖が行なわれる。
機械がレールを掴んでミリ単位で持ち上げ、枕木下に隙間を設ける→ツール(爪のような部分)で砂利を突き固め、枕木下に砕石を入れることで予定の高さに線路を直していく。

http://www.weblio.jp/content/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%BC

民鉄用語辞典     日本民営鉄道協会
マルチプル・タイタンパー
かつては人力に頼っていた保線作業も、近年は機械化が進み作業の正確さ・迅速性が高まってきました。保線機械の中での“代表的な万能選手”が、このマルチプル・タイタンパーです。タンピング(砂利のつき固め)、レベリング(線路の高さの調整)、ライニング(線路の曲がりの修正)を一度に行う大型機械で、1時間に300〜500mの保線作業が可能です。

言葉で説明すればこうなんですが、住民の実感としては重要なポイントが抜けている。
とにかく揺れるんです。震度2~3位揺れるんじゃないか。

ゆっくり走りながらズシ~ン、ズシ~ンと揺れるんです。
まるで地震体験のための起震車に乗っているようなものです。
砂利を突き固めているんです、その振動。
昔は人力でやっていたんですよ。それが機械化されてマルタイになりました。

でね、最近は少し入試関係に配慮し始めたのだと思いますが、以前は、高校入試とか、大学入試の直前にこの工事が行われたりしましてね。
あれは受験生には酷だった。神経とがらせてるのにね。
終電後の真夜中に、ズシ~ンだものなぁ。

もうすぐセンター入試。
心を落ち着けて準備して下さい。
雪の予報の地域も多いようですから、事前の準備を怠りなく。

受験前にマルタイもいいかなぁ、足元が固まるゾ。

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