バイリンガル
2010.12.27付 朝日歌壇より
己が孫バイリンガルに育ちゆく興ありてまたかなしかりけり:(横浜市)大建雄志郎
馬場あき子評:孫のバイリンガルぶりに将来への希望をつなぎながらも、自分の全く知らない世界へ飛び立ってゆくであろうさびしさを感じる祖父の思いだ。
かなしまないでください。子や孫が自分の知る世界にとどまっていては、何も進みません。
どんどん自分の知らない広い世界へ旅立ってゆく、それこそが、爺の本懐というものでしょう。
良い子に育った、良い孫に育った、と寿いで下さい。
ま、たまには爺のもとへ、その生きる姿を見せに来ておくれな、と送り出せばよい。
大いに快哉を叫んで頂きたいものです。
お孫さんは「ちきゅうひと」になります。
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
コメント