地獄谷温泉
2011.1.24付 朝日歌壇より
地獄谷温泉野猿公苑に冬日抱へて猿入浴す:(熊谷市)内野修
ヒトが誘導したわけでもないのに、ニホンザルが温泉につかりにくるので有名ですね。
この地域のニホンザルの「文化」なんですね。
文化が発生するには「まねる」という能力が必要です。
猫や犬には個々の能力は高くても、まねるということがない。文化にならない。
サルには文化がある。
ヒトだけの専売特許ではないのです。
オンリーワンだとかなんとかいってないで、まねることから始めるしきゃないでしょ、初めっから自分というものが確立しているわけじゃなし。まねることから自己が生まれ成長する。
なんだか、サル社会を見ていると、厳しい人間批判をつきつけられているように感じる私です。
●別件
ところで、「芦野温泉 小さな物語」という本が出たらしいのですね。私自身にはなんの興味もないんですけれど、広告の文章が可笑しかった。(1月23日でした)
客室稼働率99%!なぜこんな山の中にヒトが集まるの?
カタカナで「ヒト」と書かれると、生物学的なホモ・サピエンスの和名のように感じます。
なるほど、ヒトというサルも温泉が好きなんだなぁ。
やっぱ、私らサルだなぁ
と笑ってしまいました。
コメント