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2011年1月 5日 (水)

梁塵

2010.12.27付 朝日俳壇より
梁塵のつひに動かず煤払ひ:(横浜市)日下野禎一

 長谷川櫂評:歌がうまければ梁(うつばり)の上の塵が動くという。「つひに動かず」とはこの一年ロクな句もよめなかったという謙遜の一句。「煤払ひ」がゆかい。句のわからん塵などさっさとお払い箱。

りょう‐じん【梁塵】リヤウヂン
①うつばりの上に積る塵チリ。
②(「梁塵を動かす」の故事から) すぐれた歌謡・音楽の意。

梁塵を動かす
[劉向別録「魯人虞公、発声清越、歌動梁塵」]歌う声のすぐれていること。転じて、音楽にすぐれていることをいう。[広辞苑第五版]

★「梁塵」といえば「梁塵秘抄」が浮かびます。
高校時代に、こういう古典は原典で読みたい、と岩波文庫で読破に挑戦。
面白かったし、驚きましたっけ。
江戸時代の「武道初心集」も原典で読んだっけな。

なんだ、人間って、いつの時代もおんなじなんじゃないか、と悟ったのでした。
梁塵秘抄の

遊びをせんとや生れけむ・・・
舞え舞え蝸牛・・・
仏も昔は人なりき・・・
恋ひ恋ひて・・・
神ならばゆららさららと降りたまへ・・・

いろいろ面白かったなぁ。わくわくしましたね。
おそらく、縄文の時代にだって、男女は好き合ったのだろうし、親は赤ん坊を抱いてゆすりながらねかせたのだろうし
人間っていつの時代も同じなんだ、というある種の信頼感を作ってくれた読書でしたね。

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