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2010年12月14日 (火)

休職後

2010.12.12付 朝日歌壇より
休職後復帰プログラムをこなされし先生復帰しそして自死する:(北海道伊達市)今奈奈

作者は高校の先生だと思います。
「鬱」でしょうね。
ある決まったルーティン・ワークはこなしやすい。これはやらなければならないという力が働いていると、こなせる。
自発的に、臨機応変・出たとこ勝負というのが、うつ状態にはとてもきつい。

ところが、教員の仕事というのは、この「出たとこ勝負」で成り立っている。
授業の準備をきちんとします。もちろん。
でも、相手は生徒、その時その時によって変化する。
同じ授業は、決してできない。
ある年度の、複数クラスで、同じ内容の授業やっても、同じにはならない。
前の年度と今年度では、生徒が変わるとまた授業も変わる。
毎年同じことをやっているんだから楽だろう。自分がかつて学んだことを再生産していればいいのだから楽だろう。そういうふうに教職を見る方は多いのですが、全然違うんですよね。
毎年毎年、毎時間毎時間、「ライブ」なんです。

こういうことが、鬱からの回復期には一番きついんですけれど。

かなしいなぁ。
同僚の自死が、自分の内にも内包されている。
教師って、そういう瀬戸際を生きる職業でもあるんですよ。

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