落葉籠
2010.12.6付 朝日俳壇より
持ち上げて力余りし落葉籠:(八尾市)梶本佳世子
稲畑汀子評:掃き寄せた落葉を次々と籠に詰め込んでゆく。押さえて入れた籠を持ち上げて思ったより軽いので驚く。力余りしとは妙。
要するに、いっぱいに詰め込んだ籠が落ち葉であるために、意外と軽くて力余っておっとっと、だったのでしょう。
「力余りしとは妙」とはちょっと大仰な言い方に感じられます。
あらま、ちょっと力み過ぎたわね、という軽い笑いに味わいがある、と感じました。
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