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2010年12月22日 (水)

ボイラー爆発

今日のニュースで、ボイラーが爆発した、というのがありました。
要約して引用すると

銭湯ボイラー爆発、100メートル先の店に落下 福岡:朝日新聞 2010年12月21日
 21日午後0時25分ごろ、福岡県志免町の銭湯でボイラーが爆発、約100メートル南東の同県宇美町光正寺2丁目の焼き鳥店屋根に、重さ約400キロのボイラーが落下した。銭湯は営業中で、焼き鳥店は店員が仕込み中だったが、いずれもけが人はなかった。

現時点での報道はこれだけで、原因については調査中です。

そこで、推測をお話しします。あくまで推測ですから、決して信用しないでください。

ボイラーの爆発と聞いて私が思い浮かべるのは、水蒸気による爆発です。
ボイラーの中には液体の水があって、それを加熱しますね。当たり前ですが。
で、1気圧なら100℃で沸騰して、盛んに水蒸気が出ます。
ボイラーには必ず安全弁があって、内部の圧力が上がりすぎないように圧力を逃がしているはずです。もし、その安全弁に故障があって、圧力が逃げないとどうなるか。
100℃で沸騰するのは1気圧のとき。
もし圧力が上がったら沸点も100℃を超えて上がって行きます。
ということは100℃を超える液体の水がボイラーの中にあることになりますね。
もしその時、安全弁が突然開いたり、ボイラーの本体にひびが入ったりして、中が突然1気圧になってしまったらどうなるでしょう?
1気圧のもとで100℃を超える液体の水は存在しえません。全部一瞬にして気体になってしまいます。するとものすごい体積増大を一瞬にして起こすわけで、これが「爆発」ですね。
こんなことが起こったのではないか、と推測します。
400kgのボイラーが100m飛ぶというパワーはこのタイプの爆発でしか出ないと思うんですが。

現在「水蒸気爆発」というと、高温物体に水が接触して瞬間的に蒸発して爆発的な事態が起こることを指しています。
私が中学生くらいかなぁ、の時に学んだのは、そうではなくて上のボイラーの話のようなタイプの爆発を水蒸気爆発というというものでした。

圧力釜でも、安全弁が壊れたり、調理中にうっかりふたを開けてしまったりして「爆発」することがあります。

そんなことを思いだしました。
私のHPでこの議論をしたことがあります。
関心がおありでしたらどうぞ。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/essay/Jiko.htm


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