うつせみすがる
2010.11.14付 朝日歌壇より
二つ三つうつせみすがるままを咲きさはさは香るひひらぎもくせい:(東京都)山本律子
(写真はイメージです)
歌の内容とは全然違うんですけどね。サザンカの花の向こうの蝉の脱け殻を撮影しましたので、掲載します。
花をヒイラギモクセイにして、脱け殻の数を増やしてイメージして下さい。
ヒイラギモクセイというのを、ひょっとして見たことがあるのかもしれませんが、きちんと認識していません。
「柊木犀」香りのよい花だそうですね。
学名が「Osmanthus fortunei 」だそうで、Osmeというのは「香り」、anthosは「花」ですね。
化学の元素でオスミウムという元素がありますが、これも化合物の匂いのせいでつけられた元素名です。
このギザギザ具合はヒイラギですよね。
11月12日に白山神社で見かけました。
こんな花です。
鼻を近づけてみましたがほとんど香りませんでした。どうしてかなぁ。
なんにせよ、歌の内容とはすれ違った画像ばかり出して申し訳ないことです。
さわ‐さわ【爽爽】サハサハ(歴史的仮名遣サワサワとも)
①さっぱりと気持のよいさま。さわやか。源氏物語総角「―とはえあきらめ給はで」
②すらすら。愚管抄3「―と皇子皇子つがせ給ひて」
「さわさわ」という言葉があることを知りませんでした。貧弱な語彙です。
これで全体が組み上がったかな。手間のかかる鑑賞で申し訳ありませんでした。
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