てんとう虫
2010.11.8付 朝日歌壇より
油虫を鱈腹食べて成虫になるてんとう虫の肌のかがやき:(帯広市)吉森美信
アブラムシとはいうものの、あれ、油っぽくはないんですけどね。
言葉が喚起するイメージの遊びですね。
昆虫の外骨格を構成するのがクチクラで、軽くて強度の大きい物質です。
基本はたんぱく質で、あまり脂質は含んでいません。
輝いてはいますが、油はないと思って下さい。
よくゴキブリが脂ぎっていて気持ち悪いという方もいますが、そんなことはないのです。
クチクラは「Cuticula」と綴りますが、英語の cuticle と同じですね。
髪の毛のキューティクルもクチクラですね。
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