(アゲハへの)ヤドリバエ
11月11日
ヤドリバエの蛹を入れてあるケース。
ハエが羽化していました。
10月27日に「寄生バエ」というタイトルで、アゲハの蛹から転げ出てきた幼虫をご紹介しました。蛹になったところまででした。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-07fc.html
それが羽化したんですね。
上の写真は、別に死んでいるわけではありません。
羽化したあと、自分が出てきた脱け殻をもっているのでしょう。
脇に蓋のようなものがあります。
実際、蛹の外側の殻(=幼虫時代の外皮)の蓋を開けて出てきたのです。
ケース越しですのではっきりしませんが、どのように開けて出てきたかが分かると思います。
さすがにこのハエを逃がしてしまう気にはなれません。またアゲハに寄生してしまう。
ハエの生き方に介入せざるを得ませんが、このくらいでこのハエが絶滅することもないでしょう。私の手元で成長・羽化したのが運が悪かった。いずれ殺します。
差し当たっては観察しますが。
蓋をずらして、クリアな視界でワンショット。
これがアゲハに寄生していたヤドリバエの実物です。
他のものが入った可能性はありませんので、確定です。
正確な学名は分かりませんが、もし、アゲハの飼育をなさる方で、どんな寄生バエがつくのかお知りになりたいようでしたら、これが間違いなく、そのハエです。
こちらはケース越しの腹側。
糞食じゃないしなぁ、汚いということはありません。
ミカンの葉を食べて成長したアゲハの幼虫の体を食べたんですから、間接的にミカンの葉で育ったようなものです。
しかしなぁ。アゲハの方への思い入れが強いですから、なんだか、がっかりです。
でも、きちんと見定められて良かったとは思っています。
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