羽虫の軌跡
2010.11.8付 朝日歌壇より
半分は寝ながら写すドイツ語の途中に混じる羽虫の軌跡:(鴻巣市)一戸詩帆
さて、この「羽虫の軌跡」ですが、なんだろう?
聴講している最中に眠気に襲われた、まぶたが落ちて来る、必死になって寝込んでしまわないように頑張る、ノートも必死になって取る、自分のつもりとしては多少ふらふらしてはいてもちゃんと字を書いたつもり。
で、後になって、目もすっきり、ノートは取ってあるから思い出してみようとすると、ノートには読めない「ぐにゃぐにゃ」がいっぱい。
本人は字を書いたつもりが、実際には「羽虫の軌跡」を書いただけだったのだ、ということではないか、と拝察しますが、如何?
私の場合は、高校生の頃にそういう経験はありまして、ミミズが這ってらぁ、と思ったものです。
教師になってからは、生徒に、居眠りしながら授業がやれたら楽でいいなぁ、などとからかったものでした。
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