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2010年11月24日 (水)

ムササビ

2010.11.22付 朝日歌壇より
一瞬のたじろぎの後ムササビは闇の真中に身を投じたり:(大阪市)灘本忠功
 馬場あき子評:むささびのたじろぎは人間の照射に驚いてのことだろう。野生の生命の安全地帯としての闇の深さが温(ぬく)とく感じられる一瞬でもある。

「たじろぐ」と「ためらう」とが頭の中で混乱しました。
私の粗なる第一印象は、ムササビが出てきたぞ、と見えていた。外灯でもあって、その光でね。見ていたら、滑空への跳躍すなわち、空へ身を任せるこへの一瞬のためらいがあった後、見事に飛び去って行った。
こんな感じとり方をしたのですね。
選者は、人間が光を当てたので、ムササビは一瞬、その光にたじろいで、飛び去った、と評を付けておられる。
なるほどなぁ。これは選者の読みの方が深い。「闇」という言葉が、人が投じた「光」と対になって、書かれてはいないけれど対照をなすのですね。

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