あとは運
2010.11.1付 朝日俳壇より
蛇穴に死ぬも生きるもあとは運:(長岡市)内山秀隆
金子兜太評:今の時、冬眠のあいだでも死ぬかもしれぬ。
冬眠中でなくても、夏のさなかにも、死ぬかもしれないし、「死ぬも生きるも常に運」だと私は思っています。
運・不運は、幸・不幸とは全く独立な別物。
幸いにして死んじゃう、とか、不幸なことに生き延びた、ってのもありでしょ。
冬眠中にそのまんま死ねるなんて「幸」だと思いますが。
人間に引きよせてもいいのかな、とも思います。
夏を越えるのは辛かった。
今年の冬はどんな冬か、ひっそり籠ってなんとか冬を越せたらよいのだが。
年齢を重ねると、夏といい、冬といい、一つ一つ、越していけるものやらどうやら、運よなぁ。
自分自身について、だんだん実感がわいてきましたよ。
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