葈耳
2010.11.22付 朝日歌壇より
葈耳(おなもみ)を付けて戻りし猫のこと書き留めて置く家計簿の隅に:(山口市)山本まさみ
お‐なもみ【葈耳・巻耳】キク科の一年草。路傍の雑草。高さ約1.5メートル。葉には鋸歯キヨシが多い。夏から初秋、帯緑色の小さな頭花をつける。楕円形の果実はとげをもち、衣服などに付着して遠くに運ばれる。成熟した実を漢方で蒼耳子(ソウジシ)といい、発汗剤・鎮痛剤とする。<季語:秋>[広辞苑第五版]
有名なひっつきむしですが、こんな字だとは知りませんでした。
私、5年連用日記というのを付けはじめて今年で4冊目にはいったのかな。
毎日2,3行しか書きませんが、これが結構後から見て面白い。
そうか、そうだったなぁ、と記憶の糸口になってるんですね。
家計簿の隅に一言、一行、書きつけておくと、後で楽しいことでしょう。
猫が草むらに潜りこんで帰って来た、日向の匂いがしたかもしれませんね。
オナモミとしては、本来の性質が発揮できたわけです。
しかしなぁ、亡くなった母が私の日記のことなんか知ったら、大笑いして、あんたが日記つけるなんてどうかしちゃったのか、って馬鹿にされるだろうなぁ。そういう性格じゃないものなぁ、私、もともと。
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