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2010年11月 2日 (火)

妻の味

2010.11.1付 朝日歌壇より
おふくろの味になじみし日は遠く妻の味すでにおふくろの味:(八王子市)青木一秋
 高野公彦評:長く一緒に暮らすと、夫は妻に染められる。なるほどと思わせる歌。

なんだか、寂しいな。
その家の味は、妻と夫が一緒になって作りだしていくものではないでしょうか。
夫婦の人生って、二人で作りだしていくものでしょう。
「おふくろの味」なんてものは、はっきりいってどうでもいいこと。
「夫婦の味」を作り出されましたか?

二人で、紅茶の味を「聞き分け」ました。二人でコーヒーの味を「聞き分け」ました。
二人でチーズの味を「聞き分け」ました。我が家独自のピザを作り出しました。
パンも焼きましたね。
二人の「鰯の摘み入れ」を作ります。
ギョーザ、ワンタン、シウマイも二人の味です。
菓子も作ったなぁ。
・・・

旨いものを食べたかったら手間暇かけなくっちゃ、といって、子らにも手を動かさせて作りましたっけ。
そのような物を食べて、子らは育ち、出ていきました。
今、二人に戻って、二人の味を楽しんでおります。
私の母は、海育ち。
妻の家は海のない土地柄。
二人で作った家庭には、二人の味があります。

◆私は母から「摘み入れ」と教わりました。
鰯の太い骨だけとって、細かく包丁で叩き、すり鉢ですります。
充分に粘りが出たら、味噌、卵、片栗粉などを入れて、力まかせにこねます。
コンブだしを沸騰させておいて、すり身をしゃもじにとり、菜箸で「摘み」「入れ」ます。
ですから、摘み入れだと。

大学生の頃ですか、外で鍋を食べたら「ツミレ」といわれて、初め、何のことかわかりませんでした。なんだ「つみいれ」か、と出てきてわかりました。

我が家では現在も「摘み入れ」と呼んでおります。

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