« かみつきザル | トップページ | ちょき »

2010年11月 9日 (火)

鹿の目

2010.11.8付 朝日歌壇より
鹿の目は一体どこを見ているの? ぼーっとしてるだけなのね(笑):(北見市)平川なつみ
 高野公彦評:北見柏陽高校から数多く寄せられた投稿歌の中から選んだ一首。関西方面の旅行中の作らしい。楽しい歌。

いやいや。人間の目は前を向いて並んでいます、それによって両眼視差を得て立体感をつかんでいます。森で枝から枝へ渡るのには大事な視力です。
猫や犬、ライオンやトラなど、肉食動物も両眼が前を向いていて、対象を見つめて距離をつかみ、狩りをしかけます。
でも、狩りの対象になることの多い、植物食の動物たちは、どこか一点を見つめている、ということは危険なんですね。
ですから、眼は顔の側面についていて、頭を動かさなくても広い範囲を見ることができます。
さらに「ぼーっとしている」と、動かない背景に対して、狩猟者が近づいてくると、その「動き」が見えるのです。対象が完全に見えていなくても「動き」は見える。
遠くから近づいてくる狩猟者を早期に発見して安全を確保するには「ぼーっとしている」ことは大事なことなのです。
一心に草を食べている時などは危険な時間帯なのですね。

« かみつきザル | トップページ | ちょき »

崩彦俳歌倉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 鹿の目:

« かみつきザル | トップページ | ちょき »

2021年5月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ