アゲハ幼虫
10月18日
アゲハの幼虫がケースの側面にじっとしていたので、腹の側からの写真が撮れました。
この写真を横倒しにして、注を入れてみました。
昆虫には脚が3対ある、といったときの脚は胸脚です。
幼虫では、胸脚だけでは歩けませんから、4対の腹脚と1対の尾脚があるわけですね。
この全部で8対の脚、これが私たち夫婦の「人生を変えた」のかもしれません。
長女を妊娠中、二人で散歩をしていたら、ミカンの木にアゲハの幼虫を見つけ、私が「これアゲハになるんだよ」といって家へ連れ帰り、金網を張った飼育箱に入れたのですね。
そうしたら、この8対の脚で、しがみつくように歩く。実に可愛らしく歩く。この魅力に参ったのですね。
つわりが始まっていて、チョウの匂いはきつかったけど、あまりの可愛さに負けた、と妻は申します。
で、ミカンの葉を他所から頂いてきて、飼育し、蛹になり、羽化してチョウになって飛び去っりました。感動でしたねぇ。羽化は人の心を揺さぶりますね。
外から連れてきた幼虫はかなりの高率で寄生されていることが多いのですが、たまたま、この幼虫は寄生されていなかった。そのために羽化まで見ることができた。
もし、あの幼虫が寄生されていて、ハエかハチが出てきてしまっていたら、人生変わったかもしれないわね、と妻は笑います。
今なら平然と寄生に対処できますが、初めての飼育の時だったら、もう嫌になっていたかもしれません。
40年近く前の、あの一匹のアゲハの幼虫に、振り返って、感謝します。
おかげで、今も、君たちの子孫と楽しく付き合っていますよ。
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