尻とり
2010.10.11付 朝日歌壇より
ねこ こぶた たぬき きようりゆう尻とりに形変へつつおそなつの雲:(さいたま市)新妻雅人
私はこの歌をちゃんと読む前に「こぶたぬきつねこ」が頭に浮かんでしまったので、雲が形を変えていく、ということに気づくのにしばらく時間がかかってしまいました。
先入観が先に動くとろくなことはありませんね。
青空に浮かぶ白い雲が、流れながら形を変えていったんだ、なるほど。
最後に「きょうりゅう」ときましたから大きくなったんですね。
最近あまり空をちゃんと見てないなぁ。
抜けるような青空、というのは実は苦手で。
季節性の鬱をちょっぴり自覚する身としては、あまりの青空を見ると、金縛りのような気分になってしまって、活動性が低下するんですよね。
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
コメント