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2010年10月19日 (火)

落ち栗

2010.10.18付 朝日歌壇より
裏庭の落ち栗イノシシ喰い尽すはげしき晩餐せつなくもあり:(浜松市)松井惠
 馬場あき子評:今年は食餌の不足から鹿や猪が人家に接近することが多いようだ。第一首はその猪の食欲の凄まじさに命のせつなさを感じている。猪は子連れだったか。人間の世も同じだといいたげだ。

鹿が人家に接近しましたか?なんだかあまり覚えがない。イノシシやクマ、サルとは食べ物がちょっと違うしなぁ。

たしかに「せつない」です。でも、「人間の世も同じ」という感覚でしょうか?
「人間の世」ではなくて、同じ生き物、同じ動物、同じ哺乳類としてのヒト、として、生き抜くことの激しさにうたれるということではないかなぁ。生きるということは食べること。
「いいたげ」ということなら、我々はそれだけ激しく生命を燃焼させているだろうか、漫然と生きているのではないか、そういうことを私は感じとっています。

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コメント

北海道ではよく鹿が話題になりますよ。
森の木の皮を食べ尽くして足りずに農家の作物が狙われるんですが、札幌市内を駆け回ったこともありました。

道路や線路にも侵入することがあるので対策を考えているところもあり、そうでないところも気をつけないといけません。うちは道南ですが、走ってる車の前を横断されたことがあります。

那須でも丹沢でも、じわじわと山から下りて行動範囲が広がってるとも聞きます。

それだけ殖えているということなんですね。

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