石叩
2010.10.25付 朝日俳壇より
土竜捜す農夫の後の石叩:(川越市)大野宥之介
「土竜を探す」という動作がどのようなものなのかわかっておりません。
土をほっ繰り返しながら進みますか?
すると、土の中のミミズや虫が出るでしょうから、セキレイがひょっこひょっこと尾を振って虫をついばみながら、後をついていく、という楽しいコンビになるでしょうね。
そのような理解でよろしいでしょうか。
せき‐れい【鶺鴒】
スズメ目セキレイ科に属する小鳥の総称。長い尾を上下に振る習性がある。多く水辺にすみ、セグロセキレイ・ハクセキレイ・キセキレイなどがある。いしくなぎ。いしたたき。かわらすずめ。にわくなぶり。とつぎおしえどり。つつなわせどり。 <季語:秋>[広辞苑第五版]いし‐たたき【石叩き・石敲き】
鎚ツチで鉱石を打ち砕くこと。また、その鎚。また、それを職業とする人。
〔動〕(たえず尾を上下に動かす習性から) セキレイの別称。 <季語:秋>[広辞苑第五版]
◆ろくでもない方向へイメージが吹っ飛びまして。
石橋を叩いて壊して泳いで渡る
石橋を叩いて壊して架け替える
なんだか、破壊的なジョークが脳裏をかすめました。
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