冷房
2010.9.6付 朝日俳壇より
冷房に頼り過ぎたる暮らしかな:(久留米市)谷川章子
稲畑汀子 評:夏の暑さも秋の残暑も凌ぐため、冷房を入れて暮らしやすくした。長く冷房に頼り過ぎたことを、今年はそれも仕方のない厳しい現実があったとふり返る作者。
なんとなく、評にギャップを感じます。
「今年はそれも仕方のない厳しい現実があった」と選者が作者を労り慰めているのではありませんか?
作者は、いくら暑いといっても、冷房に頼り過ぎたかなぁ、電気代はかかるし、エコじゃないし、と反省していらっしゃる。
私も、選者と同じく「今年はそれも仕方のない厳しい現実があった」のですよ、いいんです、生きるためですから、殺人的な暑さでした、お互い様、冷房にすがってでも生き延びましょうよ、と申し上げます。
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