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2010年9月29日 (水)

マルバルコウ

0918_1humei1 9月18日
モンパルに乗ってちょっとお散歩へ。
家を出てすぐ、線路際。
きれいな花に出会いました。
花の姿はルコウソウ。
0918_1humei2
ね、よく似ています。
でも葉の形が違う
0918_1humei3
アサガオやヒルガオの葉の形です。
困ってしまった。

ふと思い出したのが、アサガオが雑草化して、大豆の収穫の妨げになってきているという記事。(記事本体は後に載せます)。
で、その記事の中に「雑草化しているのは、熱帯アメリカなどを原産とするマルバアメリカアサガオ、ホシアサガオ、マルバルコウなどで、近年に渡来したものが多い」という記載がありました。
で、マルバルコウを検索してみたら大当たり!ですね。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/convolvulaceae/marubarukou/marubarukou.htm
このサイトから引用します

マルバルコウ Quamoclit coccinea L. (ヒルガオ科 サツマイモ属)
 マルバルコウは1年草のツル植物。熱帯アメリカ原産で、本州中部以南の各地に帰化している。ツルは他種に比べて太く、細いサツマイモのイメージがある。適潤~やや湿潤の富栄養な場所をこのみ、太い茎を伸ばして大きな群落を作る。花は1.5~1.8cmで小さく目立たないが、近寄ってみると朱色で美しい。
 和名は葉が羽状に裂けるルコウソウ(瑠紅草)と異なり、葉が丸いルコウソウとの意味である。マルバルコウもルコウソウと同様に古くから(嘉永年間)栽培された。

そうなんだ、私の直感も悪くはない。花の姿がルコウソウみたいだ、なんだかイモみたいな葉でもある、と思いましたもの。
丸葉縷紅」なんですねぇ。
きれいな花なのですが、被害が出ているとなると、困ってしまいますね。
管理下に置いて鑑賞すべきなのかな。

◆9月23日付の朝日新聞記事です。

大豆畑襲う、雑草アサガオ ツル巻き付き、成長妨げ 東海・九州で被害目立つ
 アサガオの仲間が雑草化して全国に広がっている。これから収穫期を迎える大豆畑では最近、大豆に覆いかぶさり、収穫が難しくなるなどの被害が出るようになった。特に東海や九州で被害が目立つ。放置されることも多く、農地周辺の生態系への悪影響も心配されている。
 雑草化しているのは、熱帯アメリカなどを原産とするマルバアメリカアサガオ、ホシアサガオ、マルバルコウなどで、近年に渡来したものが多い。夏から秋までだらだらと開花して、ツルが農作物に巻き付く。成長を妨げたり、コンバインに絡まって収穫に支障が出たりするなどの影響が出ている。
 昨年、中央農業総合研究センター(茨城県つくば市)がまとめた都道府県(九州を除く)へのアンケートによると、大豆栽培面積約5万ヘクタールのうち、3・3%の1613ヘクタールで雑草化が確認された。東海地方は25・8%にのぼった。愛知県独自の調査では、大豆栽培をしている25市町村すべてで発生が見られ、大豆畑の48・9%に侵入していた。温暖な気候を好むため、九州では2006年、07年の調査で、1~3割の大豆畑で見つかった。
 大豆畑には、堆肥(たいひ)を通じて持ち込まれたようだ。畜産飼料向けの輸入穀物にアサガオ類の種子が混入し、これを食べた家畜が未消化のまま糞(ふん)に出す。それが堆肥として農地にまかれ、さらに農業機械などを介して広がったと疑われている。ただ、畑以外でも雑草化しており、園芸用から広がった可能性もある。
 秋田県立大学の保田謙太郎准教授は「農地周辺では、在来のツル性植物と、生育場所の競合が起きている。ほかの在来植物にも覆いかぶさって成長を妨げる。今後は生態系への悪影響も心配だ」と話している。

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