アオスジアゲハ
9月22日、東京の真夏日71日・記録更新、といった翌日から寒くなりました。
涼しくなったを通り越して「寒く」なりました。
おかげで、却って昆虫の飼育に気力がわいてきました。
上の写真は15日のものですが、今年の夏のチョウの成育はなんだか変な感じがしました。
卵の孵化率が低い気がしました。幼虫が寄生されている可能性は低いのに、発育出来なかったりもしました。
ひょっとすると、高温障害かもしれません。
チョウの成育での高温障害というのは意外と低い温度で起こるのです。
30℃を少し超えると、幼虫の死亡率が上がることが知られています。
風通しの良い屋外、日陰、というような条件でも多少は改善されるかなという程度です。
ですから、夏って意外とチョウの季節ではないのですね。
まして、今年の猛暑。チョウも辛かったかもしれません。
夏の間、外へ虫探しに出ても、なんとなく「昆虫相が薄い」という感じを受けていました。
ここにきて、少しは虫たちに元気が出てくることを願っています。
「沈黙の春」ではないですが、「虫のいない夏・秋」は異常ですよね。
虫の姿が見えなくなったら、生態系の崩壊が近づいていると考えるべきかもしれません。
物言わぬ虫たちに注意を向けて下さい。
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