« エスカレーター | トップページ | ピーマン »

2010年9月28日 (火)

鳳仙花

2010.9.27付 朝日歌壇より
堪えかねて身の弾けたる鳳仙花どこかで秋がそっと見ていた:(福島市)美原凍子

選者の高野公彦氏は、この歌を含めて三首まとめて「ひそやかに来ていた秋。全ての人にそれぞれの秋がある」という評をつけておられます。
ま、確かにね、そうなんですがね。

堪えて堪えて堪え切れなくなって弾けてしまう、って、とっても切なくないですか?
官能的と言っていいくらいだ。
その堪え切れずに弾けてしまうものに、秋が寄り添っていた。
この歌、読み方によっては、濃密な恋の歌にもなりうる気がするんですが。

読み込み過ぎでしょうね。

« エスカレーター | トップページ | ピーマン »

崩彦俳歌倉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 鳳仙花:

« エスカレーター | トップページ | ピーマン »

2023年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ