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2010年9月15日 (水)

銀河

2010.9.12付 朝日俳壇より
銀河濃し空は地球のものならず:(川崎市)堅山道助

◆初めて意識的に銀河=天の川を見たのは高校生のころでした。秋田県の海岸で。夜、砂浜に寝転がって空を見ていたら、ぼーっと白いもの。えっ、これが天の川?
知識として星の集まりとしての銀河系を知っていましたから、頭でっかちに、天の川って星の粒々が集まって見えるのだろう、と思っていたのですね。
ちがうんですね、これが。粒々なんかじゃない。連続的に白いんですね。ミルクを流したというほうが実際の見え方に近いんだ、そうなんだ。とね。
ショックでした。圧倒的に大きかった。呆然と眺めていましたっけ。
地球がどうのこうのというスケールじゃないですからね。
夏の天の川もいいし、冬の天の川も絶景ですね。
太陽系は銀河の中のごくちいさな一つの恒星系なんだ、と実感できます。

ところで、銀河=天の川をみると、「立って」いますよね。
水平線や地平線に寝てませんよね。
これがどういう意味かお分かりになるでしょうか。

銀河は円盤状です。厚みがありますが、銀河面ということにしましょう。
太陽系では大部分の惑星が同じ平面上に乗って公転をしています。この面を黄道面といいます。(惑星の公転面といったほうが分かりやすければそう理解して下さい。)

銀河が「立っている」というのは、銀河面と黄道面が同じ平面上にない、黄道面は銀河面に対して垂直に近く傾いている、ということなんです。

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変な図です。大きさなんて全く無視。中央に膨らみのある銀河を横から見たイメージ図。
銀河系の直径は約10万光年。太陽系は銀河中心から約3万光年離れたところにあります。
銀河円盤の厚みは1000光年の桁ですから、太陽系なんか本当は絵にも描けない小ささなんです。
で、何が表現したかったかというと、上の図でスラッシュ「/」は、太陽系の黄道面のつもり、で、黄道面は銀河面に対して傾いているぞ、というイメージを持ってほしいということなんです。
60度くらい傾いています。
で、夏の天の川は、銀河系の中心方向を向いてみています。
冬の天の川は、銀河系の外向きの方を向いてみています。
春や秋には銀河系の外の宇宙の天体が見えるというわけです。

これからは、春夏秋冬、空を見た時に銀河の中でどっちを向いているかが分かるようになりました。そんなことを意識しながら、星空を楽しんでください。

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