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2010年9月29日 (水)

2010.9.27付 朝日俳壇より
夕星のさそひ出したる虫しぐれ:(枚方市)石橋玲子
昼の虫集く裾野でありにけり:(伊万里市)田中南獄

実は、秋の虫さんたち、朝も多少は鳴いていますね。よく聞くと。
でもやっぱり、風情というやつがありますものね、夜のほうが。
秋の夜長を感じさせる。秋の涼しさを感じさせる。

昼の虫といった時には、日中の暑さを残す野原、でも夏とは違う草の香に埋もれた「虫の声」が、秋の深まりを告げます。
ところで、「すだく」という語彙はあったのですが、「集く」と直結しなくて、かなり長い時間、これ何て読むのかな、と考えてしまいました。おはずかしい。

すだ・く【集く】 自五 
①多く集まってさわぐ。万葉集11「葦鴨の―・く池水はふるとも」
②多く集まる。六百番歌合「―・きこし沢の蛍は影消えて」
③虫が集まって鳴く。閑吟集「人をまつむし秋に―・けど」[広辞苑第五版]

蝉の声は完全に絶えました。
先程、庭で、カネタタキのメスを見かけました。鳴かないメスです。どこかでオスの声がしていました。呼び寄せられていく途中だったでしょうか。
声なき鉦叩の腹は産卵へ向けて膨らみ、翅はないけれど、産卵管がありました。
秋が深まりゆきます。

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