ナガサキアゲハ羽化:2
9月26日
ケースから羽ばたいて飛び出しました。
一晩過ごしていますから、体は乾いていると思うのですが、まだ午前中。体温が低いのでしょう。高いところにつかまって翅を開き、日光を受けています。
わぁ、という気分。迫力です。
背中から日光を浴びているチョウの腹側を撮るのは難しかったです。なんせ、逆光。
ちょっとぶれてますが、真っ平らに翅を開いた姿。
力感があふれています。
ここまでくれば、あとは時間の問題。
元気でね。
9月26日の読売新聞の記事にこんな話が出ていました。
亜熱帯産・ナガサキアゲハ、福島で発見
亜熱帯が原産で、国内では関東以南が生息域とされるチョウの「ナガサキアゲハ」を、福島県いわき市の写真愛好家丹野さんが同市内で見つけ、撮影に成功した。
研究者は温暖化で北上した可能性に注目している。
丹野さんは今月18日、虫の撮影のために足を運んだ市内の山間部で4、5匹群れているのを発見。「珍しいチョウだ」と関心を持ち、望遠レンズで撮影した。
羽を広げた際の大きさは15センチほど。日本環境動物昆虫学会員が写真を見て、ナガサキアゲハのオスと分かった。
ナガサキアゲハのオスは、青みを帯びた黒い羽が特徴。国内の生息域はかつては九州だったが、戦後北上し、ここ数年は茨城県辺りが北限だった。
チョウに詳しい東京大学総合研究博物館の矢後勝也特任研究員は「温暖化で東北での発見は時間の問題と思っていた。さなぎでの越冬が確認されれば、1年を通しての生息域が北上したと言える」と話している。
福島までいってますか。
東京南部の我が家では、去年の冬前に越冬蛹になって、今春羽化したというのが、初めての飼育経験です。東京でも繁殖できるようになったんだな、と妻と二人で話しながら楽しんでおります。温暖化のせいなのかなぁ。飼育家としては楽しみが増えて嬉しいんですけどね。
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