目高
2010.9.6付 朝日俳壇より
ほろぶ国目高少なくなりゆけり:(三豊市)磯崎敬三
長谷川櫂 評:「ほろぶ国」とは今、滅びつつある国。いうまでもなく日本。
もちろんこの評のとおりです。
自分の足元から地についた句を詠む。そこから遠くへ出発していく。
視線をあげて、遠くこの句の先を眺めれば、「ほろぶ国」とは、「人類の社会」のことだと思います。
大絶滅期を招来したのは、人類です。
そして、自身も滅びゆくのでしょう。
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