秋来ぬと
9月4日
暑い暑いと大騒ぎ。最低気温が28.7℃、朝っぱらから30℃近い、とげんなりしておりました。エアコンは必要、昼に外へ出る気もなく、朝カメラを持ってちらっと庭の様子を見ては、すぐ退散してくる、という日々。
日の出は遅くなってきたし、日没は早くなってきたし、確かに風も秋をはらんではいる。
でも、ひどい日々だ、とぼやくばかりでしたが。
見れば、ムラサキシキブの実にほんのり紫色がのっているではありませんか。
ほらね。
なんだかうれしいですね。
藤原敏行の「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」という歌は有名です。
私の感覚的には、風に秋を感じてはいたけれど、こうやってムラサキシキブが紫をのせはじめたのを見て「おどろかれぬる」なんであります。
植物は、暑い中も、少しずつ、少しずつ、秋を進めていたんだなぁ、というわけでした。
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