気温平年値
気温の平年値は「30年間の平均だ」といいます。例えば1月1日の平年値は30回の1月1日の平均なのでしょうか?
違うんですね。移動平均といって、日々の上下を均した値についての30回分の平均なのです。
で、現在使っている平年値は1971年から2000年までの平均値です。
10年ごとに、前の10年の分を捨て、後の10年分を追加して平均します。
現在の平年値が発表された時に、その前に使っていた平年値と比較したグラフが残っていましたのでお目にかけます。
旧平年値は黒で、新最高気温は赤で、新最低気温は青で表示されています。
どちらも、旧に対してほんのわずか高くなっています。
最低気温のほうが旧から新へ変化が大きいですね。ほぼ通年、高くなったようです。
これは「地球温暖化」なのでしょうか?
「因果関係」というものはなかなかに難しいです。
でも、多分、人間活動が関わった変化だろうと考えています。
次の平年値はどう変わるのか?興味深いところです。
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