生きてる
2010.8.23付 朝日歌壇より
死ぬために生きてるようなものなんだ声出してみる人の居ぬとき:(岡山市)小林道夫
永田和宏 評:小林氏は癌の再発と闘う。
評にある通りなので、私ごときが何かを言えるような立場ではないのですけれど。
私はなぜ生きているのか?
生まれてきたからです。
生まれたからには、死ぬまでの間を精一杯生き抜くしかないでしょう。
そういうことです。
死ぬために生きている、それは真実です。
一人で裸で無名で生まれてきて、一人で裸で無名でこの世を去る。
何も恐れるようなものはありません。
死ぬときって「痛くないの」「辛くないの」。
いえいえ、人間の脳って、よくできたものでしてね。最後は、自分で自分をシャットダウンしますから、痛くもかゆくもないんですよ。
過去に亡くなった方々が、全員、痛かったり辛かったりしたら、今頃この世は怨念だらけ。
みなさん、静かに逝かれるのです。
これ、浅学の私ですが、保証しますので、皆さんご安心を。
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