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2010年8月 4日 (水)

ぬばたま

2010.8.2付 朝日俳壇より
木洩れ日に触るるぬばたま夏の蝶:(松原市)加藤あや

私の知識の中に「ぬばたまの」という枕詞がまだ記憶されておりました。「黒」とか「夜」とかにかかるんですよね。「髪」も黒いから、「ぬばたまの」がかかることができるのかな。
そこから、この蝶は黒いんだ、きっとクロアゲハかカラスアゲハが舞いながらちらちらと木洩れ日を浴びてるんだな、と思ったのです。

さて、考えてみると、「ぬばたま」で切ってしまった場合、名詞ですよね。

ぬば‐たま【射干玉】ヒオウギの種子。円くて黒い。うばたま。むばたま。[広辞苑第五版]

実際、名詞としての「ぬばたま」があるんですね、知らなかった。
ひょっとして、ヒオウギの実が木洩れ日に揺れる中を「チョウ」が飛んだ、ということで、チョウについての限定はないのかな?
私の知識ではこれ以上のことは分からなくなってしまいました。

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