イチモンジセセリ
7月24日
イチモンジセセリです。
どうも、茶色で地味で、と思われています。
そのせいで、ガと間違えられることもあります。
(今はチョウとガは区別しないんですけどね。きれいなチョウ、地味なガ、という差別はもうやめましょう)
ところで、複眼の後ろあたり、よく見てください。虹色が発色しています。
毛の色ではないと思いますね。いわゆる構造色でしょう。
毛の表面の凸凹などで反射した光が干渉して発色する、しゃぼん玉の色や、CDの録音面の発色などと同じ原理です。
7月24日にも別の場所で見かけました。
胸部背面をよく見てください。
虹色が見えますね。
光の波長程度のスケールの構造が生みだす「色」です。
物体の表面の色とは違って、光の波が重なって色を強めたり弱めたりして生じるものですので、純粋な、色そのもの、とでもいうべきものです。
イチモンジセセリも、なかなかにおしゃれなチョウだと、認識していただけたでしょうか。
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