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2010年8月10日 (火)

似五郎

2010.8.8付 朝日歌壇より
孵(かへ)せざる鮞(はららご)抱きて鮒鮨(ふなずし)になりし似五郎(にごろ)は目をむきてをり:(神栖市)寺崎尚
 高野公彦 評:はららごを抱いたまま鮒鮨にされたニゴロブナ。目をむいているのが哀れ。

「はららご」という言葉を知りませんでした。語彙不足。

はらら‐ご【鮞】魚類の産出前の卵塊。また、それを塩漬などにした食品。筋子の類。腹子。<季語:秋>[広辞苑第五版]

「卵」としか認識していなかったなぁ。特に魚類についていうんですね。知らなかった。
「子持ち」と称して、卵のある魚をうまいうまいと食べてきました。
カレイ、ハタハタ、ニシン、シシャモ・・・
でもって、子どものころから、アジやカレイなどの煮魚の頭などしゃぶりつくして、目玉も「たんぱく質!」といって食べてしまう私です。鯛の頭のところのアラなど煮込んで、食べ尽くすのは冬の楽しみ。大きな目玉も食べちゃいます。
おいしいというものではないですけれど、食えるものを食わないのは食品になった魚に対して失礼だ、という人なものですから。

という無粋な男にとって、「目をむいているのが哀れ」という感情はほとんど無縁です。ごめんなさい。
それよりも、鮒鮨はくさいといって、食べずに放置したりしたら、それこそ、鮒も哀れ、人も哀れ。
うまいうまい、と食べ尽くすことが命を頂く相手に対する礼儀でしょう。
礼儀は尽くすべきです。

「はららご」は、俳句の方では「秋」の言葉のようで。不自由なことですね。

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