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2010年8月31日 (火)

猛暑日

2010.8.30付 朝日歌壇より
高さ保ち蜻蛉飛び初む立秋の二日前なる猛暑日の朝:(鳥取県)中村麗子

「猛暑日」をもし歳時記に載せるとしたら、夏だろうか?秋だろうか?
大阪の猛暑日連続が始まったのは確か立秋の後でしたよね。
「猛暑日」は秋の季語だな。

ところで、トンボはどうやって水平飛行をするのか。
単眼がありますね。あれが明暗の切り替わるところを検知する、つまり地面と空の境を認識するのに役立っているということを聞きました。
体の空間的な位置感覚、地平の認識、こういうことがないと、ちゃんと飛べずに、地面へダイブしてしまう、といった致命的なことになります。
あの、人間の技術の遠く及ばない飛行術、みていて爽やかですよね。

人間には「空間識失調」という事態があります。
ウィキペディアから引用します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E9%96%93%E8%AD%98%E5%A4%B1%E8%AA%BF

空間識失調(くうかんしきしっちょう、英: Vertigo、独: Vertigo)は、平衡感覚を喪失した状態。バーティゴ(vertigo)ともいう。
・・・
機体の姿勢(傾き)や進行方向(昇降)の状態を把握できなくなる、つまり自身に対して地面が上なのか下なのか、機体が上昇しているのか下降しているのかわからなくなる、非常に危険な状態。しばしば航空事故の原因にもなる。
・・・

詳しくは直接ウィキペディアを読んでください。
空間識失調を起こしたパイロットは「バーティゴ」と叫ばなければならない、それを受けた周囲のパイロットは、機体の位置・姿勢情報をただちに送らなければならない、というような話を聞いたことがあります。

トンボは空間識失調を起こさないのでしょうね、すごい飛行術ですよね。
(実はハエもすごい、ひっくり返っても飛べる、あれもすごいんですよ。歌には詠みにくいけど。)

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