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2010年8月 3日 (火)

居場所

2010.8.2付 朝日歌壇より
わが居場所ひとつ増えたり白き檻に飼い始めたる鳥の瞳(め)の中:(和泉市)長尾幹也
 永田和宏 評:もう一つの居場所が鳥の目の中にあるという。そこにはもっと心安らかな分身が見えるのか。

「心安らか」でしょうか。
作者は「檻」といっています、「籠」ではなく。
鳥を飼うとは、鳥を檻に閉じ込めること。
鳥の瞳に映る自分は、すなわち「檻に閉じ込められた分身」なのではないですか?
鳥だからといって必ず自由であるわけではありません。閉じこめられている。
そこに自分を投影していらっしゃるのだと私は感じました。

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