日傘
2010.8.16付 朝日俳壇より
この道を行かねばならぬ日傘かな:(東京都)松村登美子
稲畑汀子 評:日傘を頼りに日盛りの路を行かねばならない作者。季題の日傘は動かせない。
この暑さです。どうしても「行かねばならぬ」ときは仕方ないとして、可能な限りなんでもかんでもサボりましょうよ。昨日の東京は37.2℃。体温なら微熱ですかね。しっかしまぁ、気温に「お熱がありますねぇ」といっても仕方ない。じっと動かないのが最上の策。ひっそりと生き延びましょう。それっきゃない。今年の夏は辛い。
ところで、金子氏の評の欄に「選句している今日が広島忌」とありました。
8.6に選句して8.16に掲載。
8.7が立秋。
日傘は夏の季語。
季語って窮屈ですねぇ。今8月の中旬。強烈な暑さ。でも、「日傘」は使いにくいわけですな、察するに。
東京で猛暑日の日数が多かった1995年かな、あの時は確か、8月の下旬にノックアウトされたのだった、とかすかに記憶しますが。そういう暑さのときに、日傘をさしていても、俳句にはならんのですか?
「秋の日傘は涼しげだ」とかいわれちゃうのかなぁ。
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