アゲハ:1
7月27日
玄関を出たら「足止め」。
目の前のランタナにアゲハがやってきて、舞ってくれるのです。
この頃は、クロアゲハやアオスジアゲハとのつきあいが増えて、ナガサキアゲハなどもやってきて、アゲハがあまり姿を見せてくれませんでしたが、この日はじっくり姿を見せてくれました。
初め気づかなかったのですが、右の後翅に欠損があります。
さしあたって、花を舞うには不便はなさそう。バランスが崩れているということもなさそう。
目の前5,60cmです。
私を警戒するでもなく、自在に飛び回って蜜を吸っています。
長年チョウを飼育してきて、羽化した成虫を放すときには、翅がボロボロになるまで飛んで、飛んでおくれ。自在に空を舞い飛ぶこと、それがチョウの生き方なんですから、ぜひそうして欲しい。私たちはコレクターじゃないんで、完全な姿のチョウの標本がほしいのではないのです。チョウの生き方に寄り添いたいだけなんです。
翅がボロボロになるまで飛ぶ、それが本望でしょう。
こんなことをいつも思っているものですから、実際こうやって翅がボロボロになったアゲハが目の前に来て、舞い姿を見せてくれると、なんだか、ジーンとしてしまいましてね、うれしくって、うれしくって。
相手は虫なのに、きれいだね、思いっきり生きてきたんだよね、などと声をかけながら夢中になってシャッターを切り続けてしまったのでした。
{続く}
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