オオコウモリ
2010.8.2付 朝日歌壇より
寝つかれぬオオコウモリがやって来てバナナの花の蜜に酔う夜:(大阪市)灘本忠功
馬場あき子 評:オオコウモリは南方で遭遇したのだろうか、翼を広げるとかなり大きい。艶麗なバナナの花に吸蜜する姿が妖しく想像される。
私はオオコウモリの生態はよく知りませんが、昼行性の種もあるでしょうけれど、基本は夜行性じゃないのかなぁ。
夜になったから、月明かり星明りを頼りに行動を開始したのでしょう。
で、バナナの花もよく知らないのですが。
写真で見るだけですけど、あれ、「艶麗」っていうんですか?
「妖しい」姿とはまるっきり思えなくて。困った。
コウモリという何やら不気味な生きものが、南方の大柄な花の蜜を吸いにくる、というイメージの組み合わせを単に「妖しい」といったような気がして。
腑に落ちない評でした。
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント