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2010年8月24日 (火)

黄揚羽

2010.8.23付 朝日歌壇より
黄揚羽は芹の一群めぐりし後真珠のごとき卵を産めり:(久喜市)布能寿子
 馬場あき子 評:黄揚羽の幼虫は芹や人参の葉を食べるので、蝶は卵をそこに産みつける。芹の群落を確かめて生んだ「真珠のごとき卵」、の表現に愛情がこもる。

余計なひと言。「一群」は「ひとむら」と読むのでしょうね。

キアゲハの幼虫の食草はセリ、ハマウド、シシウドなど、セリ科の植物です。またニンジンやパセリにも来ます。ですから、家庭でプランターでパセリを栽培すれば、まず間違いなくキアゲハが来ますよ。
結構、派手な警戒色になります。
幼虫図鑑でご覧ください。↓
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/kiageha.html

メスの成虫は、視覚・嗅覚で食草を発見するのでしょうね。
その上で、前脚で葉の表面を叩いて小さな傷をつけ、そこからでる物質を脚の先端の受容器で「舐めて」味見して、食草として適していることを確認して産卵します。
産卵時には、腹部先端にある光の受容器で、腹端部が葉に密着して「暗くなった」ことで確認して卵を産み出すようですね。お尻の目として有名な話です。

キアゲハじゃないんですが、アオスジアゲハの真珠のような卵をご覧ください。もう既に使った写真なのですが、再掲します。
0804_1aosuji1
クスノキの枝にくっついています。
ところで、この写真を前に使った時に書き忘れていたことを思い出しました。
{俳歌倉じゃなくなってしまってゴメンナサイ}
0804_1aosuji2
卵の部分だけ、全く縮小なしでトリミングするとこうなります。
上の方に黒いポチが二つありますね。なんだろうコレ?
幼虫の目は側単眼という小さい目が複数あるので、これ、目ではないと思うのですが、なんとなく、人間の属性として、黒いポチが二つあると目に見えるんですよねぇ。
そんなことを書きたいと思っていて忘れていました。
人は、黒丸が二つあると「目」あるいは「顔」と認識します。
進化上、そういう認識を自動的してしまうことが有利だったんでしょうね。
決して、私たちは外界をありのままを見ているわけではない、パターン認識の過程でかなりいろいろのバイアスがかかっていることを自覚すべきですね。
心霊写真とかいうのは基本的に全てこのバイアスを利用したものです。

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